大川輪業


お客様から東京ノザワの運搬自転車のオーバーホールを依頼されました。
先日完成し、お客様の了解を得ましたので、こちらに載せさせていただきました。

実用運搬自転車の復活



入庫時はやっと動いている状態でしたが、お客様はこの古びたところを残しながら、オーバーホールしたいとのことでした。


サドルは後ろについているバネが錆びて腐っていましたが、もう新しい部品が探し出せないので、店主が手持ちの部品に手を入れて座れるようにしました。
これだけ年代を感じられるサドルはありませんので、総取替えは出来ません。


リームとスポークは錆びてしまい、使うことが出来ないので後ろスポークは12番、前スポークは13番で交換しました。(同じものを見つけるのに大変苦労しました)


スポークも昔のものはこんなに太いのです。 これは、できる限り磨き上げて錆を落としました。


チェーンケースは探しても交換品が見つからなかったので、店主が修理して穴をふさぎました。


やっと完成しました。 この運搬自転車はこれから紙芝居を背負って働く予定です。


2010年3月21日
昨年、オーバーホールをした自転車が、再度、持ち込まれました。
紙芝居を乗せる後ろ台が安定しないため、店主が手を入れることになりました。
この自転車は立派に働いているのだとうれしくなりました。